前回のブログでは、「高度なブルーカラー」という言葉を紹介しました。
AI時代においても、建設業のように“人にしかできない仕事”があること。
そして、資格や技術を持つことで、安定した働き方ができるという話でした。
今回は、日経新聞の文化時評(11月2日)に掲載された「ブルーカラービリオネアの時代」という記事を読んで、あらためて感じたことを少し書いてみます。
記事の中で、冷暖房空調整備技師が「米国では配管工は今や医者よりも収入が高い」と語っていたのが印象的でした。実際、アメリカでは建設や設備の実地訓練に多くの人が集まっているそうです。AIに代われない仕事として、現場の価値が見直されているのです。
日本でも、同じような流れが来ると思います。
人手不足が続く中で、インフラを支える仕事の重要性はますます高まっています。
介護や建設など、生活の根っこを支える仕事は、これからもっと必要になるはずです。
こうした現場の多くは、中小企業が担っています。
ただ、現状を見ると、国の制度や支援は必ずしも中小零細企業に優しいとは言えません。
体力のない企業は自然淘汰されても仕方ない——そんな空気すら感じることがあります。
それでも、地域のインフラを支え、若者に技術を伝え、雇用を生み出しているのは、まさに中小企業の現場力です。利益を出し、社員を育て、誇りある仕事を続けていく。そうした企業が、社会の土台になっていることを忘れてはいけないと思います。
現場からは以上です。

